ときこすを今後も続けていくために、皆様にお伝えしたい事

こんにちは。ときこす実行委員会です。

この度、11月10日(日)に一年ぶりに「第9回ときこす」を、またそれに先立ち、8月3日(土)には「第2回ときこすぷちサマーフェスティバル」を開催することが決定しました。

皆様もご存じの通り、今年の春のときこすは開催見送りとなりました。しかし、開催を待ち望む声や、応援・励ましの声をたくさん頂き、また商店街をはじめ多くの関係者からもご協力を頂き、再び開催できる運びとなりました。

しかし、実際のところ、次回のときこすの開催は私たちときこす実行委員会としては大変悩み苦しんだ上での決断でもありました。

今後もときこすを続けていくためにも、今回は私たちの正直な気持ちをちゃんと皆さまにお伝えしたいと思い、この文章を書くことにしました。

そもそも「総合サブカルイベントときこす」は、「みんなの輝く場所を自分たちの力で作り上げたい」「サブカルの地位向上を目指し、文化を未来に繋げたい」という想いで有志が集まって始まったイベントで、「自分たちが主体的に輝きたい」という参加者の協力のもと、互いに力を合わせて成り立ってきたイベントです。企業主催の商業イベントでもなく、行政などの補助金に頼ったイベントでもない、有志の気持ちと、参加者の協力の両方があってこそ、続けてこられたイベントです。

とてもありがたいことに、ときこすは第1回から非常にたくさんの方に参加して頂き、さらに開催を重ねるごとに参加者数も増え規模も拡大してきました。実は、元々(第1回も含め)こんな大規模なものを想定していなかったので、毎回いっぱいいっぱいな状況で運営しています。それでも、(トキワ街だけではキャパシティーオーバーになり)田町商店街のご理解も頂きエリアを拡大したり、参加者からの要望も多かった警備・巡回の拡充を行ったり、できる限りのことはやってきました。でもやはり、それに対して必要な人員はなかなか揃えられないのが実情です。

そこに加えて最近、マナーを守らない・趣旨を理解してくれない参加者が目に留まることが多くなってきました。何度注意してもルール違反をやめない。お声掛けしても無視をする。更には、ルール違反をしている人を見かけて『自分もルールを破ればよかった』と言われる方から、自分の納得のいかないルールに『ルール自体を変更すればよい』と言われる方まで、もはや、ルールもマナーも趣旨も全く関係なく、自分の気持ちを満たすことが優先になってしまっている方が増えている、と私たちは不安を感じていました。

もちろんほとんどの方がきちんとルールやマナーを守って参加してくださっているのはわかっています。そのおかげでときこすはなんとか開催できているのです。しかし、常にギリギリいっぱいの状況で運営してきただけに、趣旨をご理解いただけない参加者が増えてきていることには、有志の心もさすがに折れそうになっていました。

このままでは「みんなの輝く場所を自分たちの力で作り上げたい」「サブカルの地位向上を目指し、文化を未来に繋げたい」という理想はかなわない。それどころか反対の方向に向かってしまうかもしれない。ならばもうときこすは開催してはならないのではないか…、そこまで考えるに至りました。トキワ街の再開発計画に関連して会場確保も見通せなかったことに加え、このような状況もあって春のときこすは開催を見送らせて頂いていたのでした。

しかしお休みしている間に頂いた数々のあたたかい声に「ほとんどの参加者様がいい想いを持ってときこすに協力してくれるのだから、きっと現状は解決していけるはず」と思い立ち、この度ときこすの開催を復活することを決意しました。

しかしまだ問題は山積したままです。それでも、有志と参加者が互いに力を合わせて、自分たちが輝く場所を自分たちの力で作り上げるときこすにしていきたい、と強く願っています。

これからも「総合サブカルイベントときこす」が、当日参加した人すべてが輝く場所になり、私たちの愛する文化を未来に繋げるための場所になりますよう、ご協力よろしくお願いします。

ときこす実行委員会 代表